外壁塗装の補助金って何？ 申請前に知るべき基礎知識

外壁塗装の補助金とは、おもに各地域の自治体が「住民の住環境の向上」や「地域の塗装会社の発展」を目的として発足する支援制度の一種です。

リフォーム支援のほかにもエコ性能の高い塗料を使用した外壁に塗り替えると補助が出る場合もあるので、各自治体ごとに適用条件や支援額は異なります。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場は、屋根塗装を含まず80万円以上かかるといわれています。

あくまで目安の金額であり、塗装面積や使用する塗料の種類、劣化の進行状況によっては100万円以上かかるケースも珍しくありません。

実際の費用については、お住まいの状態や塗料などのご希望によって変動するため、複数の塗装会社に見積もり依頼を出して確認しましょう。

外壁塗装の必要性

外壁塗装は、美観を保つために必要な作業と認識している方も多いですが、実際には物件内部を保護する役割を担っています。

太陽光や雨風の刺激から物件の内部を守るために、塗料に防水性や防汚性のある成分が含まれているのです。

耐用年数に応じた塗り替えをすることで、お住まいをきれいに見せるだけではなく、住宅の寿命を伸ばすためにも重要です。

費用の高さを理由に後回しにする方もいますが、劣化サインを放置すると外壁塗装に加えて下地交換、防水処理の追加などの補修工事も必要になるので、費用が高額になるリスクがあります。

補助金を受けるための４つのステップ

外壁塗装の補助金を受けるためには、適切な手順を踏まなければなりません。

とくに順番を間違えただけでも申請が拒否される可能性があるので、気をつけましょう。

ここでは、外壁塗装の補助金を受けるための4つのステップについて解説します。

①補助金の申し込み

まずは、補助金の申し込みをします。

前橋市の場合は、令和7年度住宅リフォームの補助金から詳細を確認できます。

令和7年5月1日（月曜日）から5月31日（土曜日）までに専用フォームから、申し込みをするようにしてください。

申し込みをした後に補助金申請者になった場合、必要になる書類は、以下のとおりです。

・補助金交付申請書兼誓約書
・改修する住宅の所在と種類ならびに建築年が分かるもののコピー
・申請者が改修する住宅に住民登録していることが分かるもののコピー
・申請者宛の工事見積書のコピー
・家全体と工事箇所（施工前）写真

家全体と工事箇所（施工前）の写真は、劣化状況がよくわかる鮮明でカラーのものを提出するように指示されています。

いずれかの書類に不備があると、受理されない可能性があります。

必ずすべての書類が揃っているかどうかを確認して、提出するようにしてください。

②申し込み内容の受理を確認

申請書類の提出が完了したら、約2週間で交付決定通知書が送付されます。

書類の内容に不備があったり、適用条件を満たしていなかったりする場合は、交付決定通知書は受け取れないので、自費での外壁塗装が必要です。

「補助金が受け取れないのであれば外壁塗装は見送る」という場合は、早めに塗装会社にその旨を伝えるようにしてください。

交付決定前に外壁塗装の工事に着手してしまった場合は、補助対象になりません。

必ず、外壁塗装の工事は交付が決定してから行なうようにしてください。

③外壁塗装の工事着手

交付決定通知書が送付されたら、塗装会社に連絡をして工事に着手します。

補助金を受け取る以外にも、塗料の種類や必要最低限のサービス、地域密着型の塗装会社、独自キャンペーンなどを活用することでコストを抑えられます。

プロタイムズ渋川店・群馬高前店（有限会社カナイ建装工業）では、外壁塗装の補助金についての理解があるので、交付決定通知書が来る前に着手するようなことはありません。

塗装会社によっては、早く着手しようとする場合もありますが、信頼できる塗装会社に依頼することで補助金を受け取りながら工事が可能です。

④報告書と請求書の提出

外壁塗装の工事が終わったら補助金が受け取れるわけではありません。

工事完了から30日以内に、以下の書類を提出して完了報告をしなければなりません。

・実績報告書
・申請者宛の工事領収書のコピー
・工事箇所（施行後）の写真
・補助金交付請求書

工事時期に遅延が発生した場合でも令和8年3月13日（金）までには、必ず市役所8F建築住宅課に届くように書類の準備・郵送を済ませてください。

報告書と請求書の内容に不備がなければ、指定した口座に補助金が振り込まれます。

【前橋市版】外壁塗装の補助金申請時の注意点

外壁塗装の補助金を受け取るためには、いくつかの細いルールが定められています。

ここでは、補助金申請時の注意点について解説します。

工事前に申請が必要

前橋市の「令和7年度住宅リフォーム補助金」に限った話ではないものの、基本的には外壁塗装の工事前に申請が必要です。

申請時には、お住まいの状態がわかる写真の添付が必要ですが、その内容によっては役所の担当者が現場を確認する場合があります。

すでに外壁塗装の工事に着手していると、もともとの状態を把握できなくなるため、補助金の対象外になる可能性が高いです。

対象となる工事に条件がある

「令和7年度住宅リフォーム補助金」の対象となる工事条件は、以下のとおりです。

・居住する建物の外壁や屋根ならびに建物本体にかかる改修や修繕工事
・市内の業者が行なう、対象工事費が（税抜）15万円以上の工事
・未着工の工事で、令和8年3月13日（金）までに実績報告できる工事
・国または本市等が実施する他の補助金を受けていない工事

前橋市にある塗装会社に依頼する際には、市内の住所表記で見積書と領収書を発行できるかどうかを確認するようにしてください。

2つの書類を提出できなければ、対象にならない可能性があります。

先着順ではなく築年数順に補助が決まる

「令和7年度住宅リフォーム補助金」では、5月1日から随時募集を受け付けているものの、築年数の古い物件から順に750件が補助金を受け取れます。

自治体によっては申し込み順で補助金を出している場合も多いからこそ、前橋市のケースは少し異なるので注意が必要です。

築年数が古くて外壁塗装が必要な状態であれば、申し込み期限ギリギリに申請しても受理される可能性があるので、積極的にご利用ください。

補助対象にならない工事内容がある

「令和7年度住宅リフォーム補助金」の対象にならない工事条件は、以下のとおりです。

・市外の法人事務所または市外に住民登録がある個人事業主に依頼して行なう工事
・住居部分以外の改修、増築、新築工事
・住宅外の電気、配管の設置、改修工事
・太陽光発電、太陽熱高度利用設備の設置、改修工事　など

基本的には前橋市のお住まいをリフォームするために始まった制度のため、居住用以外の物件や設備に対する工事には補助がでません。

また、市外の外壁塗装会社や、市内であっても見積書と領収書を発行しない塗装会社に依頼した場合、補助対象にならなくなるので注意が必要です。

補助金申請を塗装会社にサポートしてもらうメリット

補助金申請を塗装会社にサポートしてもらうメリットは、以下のとおりです。

・書類作成や申請手続きを代行してもらえる
・補助金対象の施工プランを提案してもらえる
・過去の実績があり、スムーズに対応できる

プロタイムズ渋川店・群馬高前店（有限会社カナイ建装工業）は、地域密着型のサービスを強みとしており、前橋市の「令和7年度住宅リフォーム補助金」についても理解があります。

補助金を使った外壁塗装をご希望されるお客様に対しては、適用要件の確認、書類作成のサポート、申請手順のご案内まで行ないます。

同時に、補助金を使いつつ少しでも価格を抑えられるように高品質のオリジナル塗料をお求めやすい価格でご提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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